傘に関する豆知識

自分に合う傘サイズの選び方とは?より傘を大きく使える持ち方も解説

2024.08.23

傘を購入する際に、デザインや機能性を重視して選ぶ人は多いかもしれませんが、傘のサイズについてはどうでしょうか。傘はさまざまなサイズが販売されており、どのサイズが自分に合うのか、どのように選べば良いのかよくわからない人もいるでしょう。

この記事では、自分に合う傘サイズの選び方やより傘を大きく使える持ち方などを解説します。傘サイズの選び方に困っている人、自分に合う傘のサイズを知りたい人はぜひ最後までご覧ください。

まず知っておきたい傘サイズの見方

傘のサイズの名称

まず知っておきたいのは、傘サイズの見方です。主に以下の3箇所が傘のサイズとして記載されています。

  • 生地に沿っている主要な骨である親骨
  • 傘を広げた直径である差し渡し
  • ハンドルから石突までの全長

それぞれの傘サイズや見方について、くわしく見ていきましょう。

生地に沿っている主要な骨である親骨

親骨とは、生地に沿っている主要な骨を指しており、よく傘サイズとして「60㎝の傘」といった表記を見かけるでしょう。これは、基本的には親骨の長さが記載されています。

ただ、同じ親骨60㎝の傘でも、骨の本数や生地の張り方によって、実際に傘を差したときのサイズ感は異なるので注意が必要です。

傘を広げた直径である差し渡し

差し渡しは傘を広げた際の傘の大きさです。実際の使い心地としては親骨のサイズよりも重視すべき点です。

また、どこを傘の直径として計測するのかはメーカーによって若干異なる場合があります。多くのメーカーでは、露先から露先を計測する場合が多いです。

同じ傘でも布の張り方によって直径の大きさには個体差があるため、「約〇㎝」「〇㎝程度」と記載されています。

ハンドルから石突までの全長

全長はハンドルから石突までの長さです。畳んで持ち運ぶ際に重要になるサイズとなっています。

折りたたみ傘の場合、全長は使用時と収納時の2つが記載されている場合が多いです。折りたたみ傘をかばんに入れて持ち運びたい場合は、収納時の全長についてもチェックしておきましょう。

知っておくと便利!傘の基本サイズ

それでは、知っておくと便利な傘の基本サイズについて紹介します。傘を使用する人の身長や体格、荷物の多さなどによって最適な傘のサイズは異なります。

こちらを参考に自分に合う傘のサイズを見つけましょう。

身長約160㎝の女性は58㎝が基本サイズ

傘を差した女性

身長約160㎝の女性であれば、親骨のサイズが58㎝の傘がおすすめです。

親骨のサイズが大きい傘は濡れない範囲が広いため、好む人も多いでしょう。しかし、女性は傘をファッションアイテムの一部としての役割を担います。そのため、せっかくコーデが決まっていても、傘が大きすぎると浮いて見えてしまったり扱いづらさを感じたりする可能性があります。

また、傘が大きくなるほど重くなるので、女性の力では長時間の使用が辛くなってしまうかもしれません。逆に小さい傘であれば軽く扱いやすいですが、雨を防げる範囲が狭くなってしまうので、濡れやすくなるでしょう。

以下の表では、女性におすすめの傘サイズである55・58・64㎝それぞれの使用感について紹介します。

親骨の長さ使用感
55㎝・小柄な女性におすすめのサイズ
・少し小ぶりで都会など人の多い場所での使用に最適
・小回りが効いて比較的軽い
・小ぶりな傘なので少し雨に濡れやすい点も
58㎝・女性用として標準的なサイズ
・少し余裕もあるため濡れにくい
・荷物を持っていたり長時間歩く場合でも安心して使用できる
64㎝・女性用としては大きめなサイズ
・濡れない範囲が大きいので濡れたくない人には最適
・男女兼用で使用したり子どもと一緒に使用する人におすすめ
・大きめのサイズであるため風に煽られやすい
・人通りが多い場所での使用は周囲の人に当たらないように注意が必要

身長約170㎝の男性は65㎝が基本サイズ

傘を差した男性

身長約170㎝の男性であれば、親骨のサイズが65㎝の傘がおすすめです。

男性の場合、小さいサイズの傘を選ぶと肩身狭く窮屈そうに傘をさすことになってしまい、その姿は紳士とは言えないため避けた方がよいでしょう。大きいサイズの傘であれば、ゆったりとした姿勢で使用できますが、周りへの配慮も必要となります。

周囲の邪魔になりにくく、背筋を伸ばしても濡れない65㎝程度の傘が使いやすいでしょう。

以下の表では、男性におすすめの傘サイズである60・65・70・75㎝それぞれの使用感について紹介します。

親骨の長さ使用感
60㎝・男性が使用するには少し小ぶり
・都会など人が多い場所での使用に最適
・コンパクトで持ち運びに便利
・男女兼用での使用も可能
65㎝・男性が使用するには標準的で万能なサイズ
・雨のなかを長く歩く場合でも安心のサイズ感
70㎝・大柄な男性が使用する際におすすめのサイズ
・ゆったりと余裕のあるサイズ感で濡れにくい
・人が多い場所での使用は周囲への配慮が必要
75㎝・かなり大きいサイズ
・雨に絶対濡れたくない人におすすめ
・大きめのサイズであるため風に煽られやすい
・人通りが多い場所での使用は周囲の人に当たらないように注意が必要

子ども用傘は成長と共に最適なサイズが異なる

傘を差した子供

子どもが使用する傘サイズを選ぶ場合は、子どもの身長にあったサイズを選びましょう。子ども用として販売されている傘で最も小さいのは38㎝で、3歳ごろの子どもにおすすめのサイズです。

身長130㎝以上(小学高学年以上)になると最適な傘サイズは55㎝以上になります。大人用の傘サイズと重なってくるため、子ども用傘の取り扱いが少なくなっていきます。そのため、子ども用ではなく小さめの大人用傘の使用を検討してもよいでしょう。

子どもの身長別、おすすめの傘サイズは以下の通りです。

子どもの身長 親骨の長さ 使用感
85~105㎝38~45㎝・3~5歳頃
・傘デビューの子どもにおすすめ
・石突や露先などが丸くなり子どもの安全に考慮されている場合が多い
105~120㎝50㎝・5~6歳頃
・安全性を考慮して手開き式の傘が主流
・傘をさしても視界を確保できるように一部透明窓が付いている場合が多い
120~140㎝55㎝・小学中学年以上
・手開き式やジャンプ式など選択肢が増える
・子ども向けのデザインだけではなく、大人っぽいデザインも多くなってくる

自分に合う傘サイズの選び方とは?

実際に傘を購入する際に、「基本サイズは分かるけど、本当に自分に合う傘のサイズはどれだろう?」と迷うかもしれません。ここでは、自分に合う傘サイズの選び方について紹介します。

傘を購入する際の参考にしてください。

迷ったら基本サイズ

もし、購入する傘のサイズに迷ったら基本サイズの傘を選ぶのがおすすめです。傘の基本サイズは、女性では58㎝、男性では65㎝です。このサイズが最も販売数が多いので選択肢が多く、好みのデザインや機能を見つけやすいでしょう。

基本サイズの傘をまず使ってみて、「もう少し大きい方がいい」「もう少し小さい方が使いやすい」など、次回の傘購入に活かしてください。

人通りの多い道をよく使う人や荷物を減らしたい人は少し小さめサイズ

都市部に住んでいたり、多くの人が行き交う道をよく使ったりする人は少し小さめサイズの傘がおすすめです。小さめサイズは女性では55㎝、男性では60㎝です。

小さいサイズの傘は小回りがきいて、周りの人に迷惑をかけない点がメリットになります。ただ、平均よりも身長や体格が大きい人、大きな荷物などを持つ人には雨のカバー範囲が小さく、身体や荷物が濡れてしまう可能性があるので注意が必要です。

公共交通機関をよく使用したり手荷物をできるだけ減らしたい人は、小さな傘のなかでもショート傘がおすすめです。ショート傘は、全長が短いタイプの傘であり、ハンドルや石附部分が短く設計されています。

畳んだ状態が通常の傘よりも短く、コンパクトなため扱いやすく、持ち歩くシーンが多い人はぜひショート傘も検討してください。

できるだけ濡れたくない人や荷物が多い人は大きいサイズ

できるだけ濡れたくなかったり、荷物が多かったりする場合は大きいサイズがおすすめです。大きめサイズは女性では64㎝、男性では70㎝です。また、基本サイズの傘でも親骨の本数を増やすのも良いでしょう。

通常の傘は親骨が8本の場合が多く、上から見ると八角形の形をしています。しかし、同じサイズの傘でも、親骨が12本など多間傘であれば、傘の形が円に近づくため濡れない範囲は広くなります。

女性の場合が大きなサイズの傘を探す場合、男性用になってしまったり可愛いデザインが無くなったりするでしょう。その場合は、傘サイズだけを見るのではなく、親骨の本数が多い傘を探すと可愛いデザインで、濡れない範囲の広い傘が見つかるかもしれません。

ただ、大きいサイズの傘や親骨の本数が多い傘はその分重くなったり全長が長くなっていたりする場合があります。荷物を持っていたり人の多い場所で使用したりする場合は、扱いづらくなるため注意が必要です。

持ち運びに便利な折りたたみ傘のサイズ

急な天候悪化などに対応できる折りたたみ傘を常備したい人も多いでしょう。折りたたみ傘を購入する際に気になるのは、収納時のサイズです。どのようなサイズのかばんを持つのかによっても異なりますが、a.s.s.aでは女性用で19〜21.5㎝、男性用で28.5㎝の折りたたみ傘を販売しています。

女性の場合、小さめのかばんを使っていたりほかの荷物が多い場合は、コンパクトなサイズの折りたたみ傘がおすすめです。しかし、コンパクトな折りたたみ傘を選ぶと、傘を開いた時もコンパクトです。雨を防げる範囲が狭くなるため、次に紹介する「より傘を大きく使える持ち方」を実践してください。

より傘を大きく使える持ち方

同じサイズの傘でも、どのように持つのかによって雨をカバーできる範囲が異なります。ここでは、より雨のカバー範囲が広くなる傘の持ち方である、ローポジションとクロス持ちについて紹介します。

傘のサイズを変えずに雨のカバー範囲をできるだけ広くしたい人はぜひ、ここで紹介する持ち方に挑戦してください。

傘が体に近づきカバー範囲が広くなる「ローポジション」

肩に傘の中棒を当てて、傘が少し後ろに傾いている状態がローポジションです。使用する傘によっては少し視界が遮られてしまう点がデメリットではありますが、傘が体に近づくため雨に濡れない範囲が広くなります。

逆に傘の中棒を垂直に立てて持っている状態がハイポジションです。ハイポジションは視界を広く確保できる点はメリットですが、吹き降りしている場合は身体がぬれやすく腕も疲れやすい点がデメリットになります。

視界が遮られてしまうのが嫌な人は、親骨が短めの折りたたみ傘や傘の布越しに外が見える透明の傘を使うと視界が遮られにくくなるのでおすすめです。

荷物も雨から守る「クロス持ち」

右手で傘を持っている場合、左側の肩に中棒を当てる状態がクロス持ちです。普通に右手で傘を持っていると傘の半分くらいは使えていない状態です。この状態では、せっかくの雨に濡れてない範囲を有効に使えているとはいえず、荷物が濡れてしまいます。

しかし、右手で持った傘を左側に持ってくるクロス持ちをすることで、普通に持つときには使えなかった空間を使えるようになり、より効率よく傘を使用できます。左手に持っている荷物も濡れないようにカバーできるのでおすすめです。

身長や目的に合わせた傘のサイズを

この記事では、自分に合う傘サイズの選び方やより傘を大きく使える持ち方などを解説しました。傘サイズは親骨の長さ・傘を広げた直径・全長の3つがありますが、よく「約〇㎝」と記載されているのは多くの場合、親骨の長さです。

傘の基本サイズは、女性で約58㎝、男性で65㎝です。傘サイズに迷ったらまずはこの基本サイズを参考に選んでみましょう。そこから、どういった場所で傘を使用するのかなどを加味して自分好みの傘サイズを見つけてください。

a.s.s.aでは、デザインや機能性を重視した日傘を全国の雑貨店や公式オンラインストアにて販売しています。また、女性用・男性用などさまざまな大きさの傘を用意しています。サイズだけではなく、デザインやカラーリングも豊富で、一部商品はWeb限定のものもあるため、ぜひいろんな商品をチェックしてお気に入りの傘を選んでみてください。

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