置かれた折りたたみ傘
傘の選び方

折りたたみ日傘のメリット・デメリットとは?選ぶ際のポイントもくわしく解説

2024.08.02

紫外線や熱中症などを防ぐために欠かせないのが日傘です。特に日差しが強くなる春から夏にかけて常に日傘を持って出掛ける人も多いでしょう。

日傘を持ち運ぶ際には、さっとかばんにしまえる折りたたみ日傘のほうが利便性が高いです。ただ一方で、折りたたみだからこそのデメリットも存在します。

この記事では、折りたたみ日傘のメリット・デメリット、選ぶ際のポイントなどを紹介します。折りたたみ日傘の購入を検討している人はぜひ最後までご覧ください。

折りたたみ日傘のメリット・デメリット

折りたたみ日傘を使用する際には、良い面だけではなく悪い面も存在します。購入する際には、どちらの面も知っておく必要があります。まずは、折りたたみ日傘のメリット・デメリットについて知っておきましょう。

折りたたみ日傘のメリット

折りたたみ日傘の最大のメリットは持ち運びやすい点です。折りたたみ日傘でも、コンパクトタイプと少し長めのタイプがあります。しかし、折りたたみ日傘は基本的にかばんに入れて持ち運ぶことができるサイズです。

必要な時にさっとかばんから出して使用できたり、公共交通機関や買い物など日傘を使用しない時にかばんにしまえるので両手をあけたりできます。手に持たず、かばんにしまえるため、盗まれたり置き忘れの心配もありません。

また、折りたたみ日傘は長傘に比べて軽量である場合が多いです。そのため、長時間日傘をさしても疲れにくくなっています。

折りたたみ日傘のデメリット

デメリットは、折りたたみであるからこそ長傘と比べても広げた際のサイズが小さい点です。広げたサイズが小さいため、どうしても長傘に比べると日光や紫外線をカバーできる範囲が狭くなります。できるだけ日光や紫外線をカバーしたい場合は、折りたたみ日傘だけではなくアームカバーなどの併用も必要です。

また、折りたためて持ち運びしやすく、軽い点はメリットでも記載しましたが、その分強度は長傘よりも劣る場合があります。そのため、風が強い日に使用すると壊れてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

折りたたみ日傘がおすすめな人の特徴

折りたたみ日傘がおすすめな人の特徴は以下の通りです。

  • 荷物をできるだけコンパクトにしたい・両手をあけたい
  • 傘の置き忘れをしてしまう
  • 持ちの長さより利便性を重視

それでは、それぞれ詳しく紹介するので、自分は折りたたみ日傘が合うのか検討してみましょう。

荷物をできるだけコンパクトにしたい・両手をあけたい

折りたたみ日傘は使用しない場合、たたんでかばんにしまうことが可能です。そのため、荷物を減らし、両手をあけることができます。外出時に曇りで日傘を使わなくても、かばんに入れておけば、晴れ間が見えた時などいつでもすぐに使えます。

子育て中などでできるだけ両手をあけておきたい人、こまめな紫外線対策をしたい人は折りたたみ日傘を検討してもよいでしょう。

傘の置き忘れをしてしまう

置き忘れられた傘

雨傘や日傘などを電車やバス、店などでついつい置き忘れてしまった経験は誰でも一度はあるものでしょう。しかし、折りたたみ傘であれば、使用しない時はかばんにしまえます。

そのため電車やバスなど使用しない場面でも置き忘れの心配が無くなります。よく傘を置き忘れてしまう人は長傘ではなく、折りたたみの方がよいかもしれません。

持ちの長さより利便性を重視

「折りたたみ傘は壊れやすい」といったイメージを持っている人もいるかもしれません。確かに、昔の折りたたみ傘は長傘と比べて壊れやすい傾向にありました。ただ、最近の折りたたみ傘は改良され昔の物よりかなり長持ちするようになり、大きなデメリットではなくなりました。

とはいえ、やっぱり長傘の方が耐久性には優れている場合が多いので、耐久性を最優先に考えている人は長傘の方がよいかもしれません。しかし、軽さや持ち運びなどの利便性においては長傘よりも折りたたみ傘の方が上回っています。

持ちの長さより利便性を重視する人には折りたたみ傘のほうが向いているといえるでしょう。

折りたたみ日傘を選ぶポイント

折りたたみ日傘を購入する際には、以下の選ぶポイントをチェックしてください。

  • 日傘にとって最も重要なUVカット率
  • 雨の日にも使用できるかどうか
  • 問題なくかばんに入るサイズ
  • 持ち歩きの負担にもなる重さ
  • ファッションの一部にもなるデザイン
  • 予算にあった価格帯
  • 開閉やたたむ動作がしやすいもの

それでは、それぞれの選ぶポイントについてくわしく紹介していきます。購入してから使いづらい、何か違うとならないように、自分が求める折りたたみ日傘を探してみましょう。

日傘にとって最も重要なUVカット率

UVカット率がわかりやすい傘を差す女性のイラスト

日傘にとって最も重要な点はUVカット率です。UVカット率とは、しわやシミ、皮膚がんなどの原因となる紫外線をカットする指標になります。UVカット率は「%」で表示されており、紫外線量とUVカット率の目安は以下の通りです。

  • 紫外線が弱い日:UVカット率80%以上
  • 紫外線がやや強い日:UVカット率90%
  • 紫外線が強い日:UVカット率95%

ほかの機能性が高くてもUVカット率が低ければ日傘としての役割は十分とはいえません。最近はUVカット率90%以上の日傘が一般的であり、UVカット率99%や100%の日傘も多く登場しています。

日傘を選ぶ際には、最初にこのUVカット率をチェックしましょう。

雨の日にも使用できるかどうか

ALL IN UMBRELLAの折り畳み傘

最近販売されている多くの日傘には撥水加工が施されており、突然の雨でも対応できます。特に、日傘をよく使用する夏は夕立など突然の雨に遭遇する可能性も高いため、雨の日に使用できる傘を選ぶと便利でしょう。

ただ、撥水加工は使用を重ねたり生地同士の摩擦が発生したりすることで少しずつ効力が薄くなっていきます。できるだけ撥水加工を長持ちさせるためには、正しい手入れが必要になります。

雨傘として使用した後は、しっかりと水分をふき取って直射日光が当たらない場所で乾燥させてください。それでも撥水加工が弱まっていると感じたら、ドライヤーの温風を数㎝離れた場所から30秒当ててみましょう。そうすることで撥水効果が復活します。ドライヤーを使用する場合は、ドライヤーと傘の距離や温風を当てる時間に注意が必要です。近すぎたり長時間当ててしまうと生地を傷める原因になります。

ドライヤーの使用が不安であれば、傘や靴などの販売店で購入できる撥水(防水)スプレーがおすすめです。傘に噴射して乾かすだけで撥水加工が復活します。

問題なくかばんに入るサイズ

かばんに折りたたみ傘をしまう男性

折りたたみ日傘の最大のメリットは、持ち運びやすい点だと先程紹介しました。折りたたみ日傘はかばんにさっと入れられるサイズで、持ち歩きの負担にならないかどうかは重要です。

最近は折りたたみ日傘であっても、開いたときのサイズが大きく広範囲で日光を遮断できるものなどが登場しています。しかし、そういった折りたたみ日傘は使用時に便利ですが、折りたたんでも大きくなってしまうため持ち運びがしにくくなる場合があります。そうなると、折りたたみ日傘のメリットを享受できなくなるかもしれません。

持ち歩きやすい折りたたみ日傘のサイズは、折りたたんだ状態で約15〜22㎝が良いといわれています。折りたたんだ状態で20〜25㎝の場合、折りたたみ時と使用時の長さのバランスが良く、バッグに入れてもかさばりにくいです。A4やB5サイズの書類が入るバッグなら余裕で入るでしょう。折りたたんだ状態で20㎝以下のサイズになると、使用時は若干の小ささを感じる場合があります。ただ、持ち運びはよりし易くA4サイズの書類が入るバッグの隙間にたてて収納が可能です。

持ち歩きの負担にもなる重さ

折りたたみ日傘の重さは、持ち運びや使用感に直結する部分です。重すぎると腕に負担がかかり持ち運びや使用感が悪くなってしまいます。

折りたたみ日傘の理想の重さは約250g以下です。女性が日傘を持ち歩く際の負担になりにくい重さは約250gと言われています。iPhone14ProMaxが約240gとなっているので、だいたいiPhone1台分の重さです。

最近は約250gよりも軽い110〜150gの超軽量化された折りたたみ日傘も販売されています。ただ、軽すぎる折りたたみ日傘は骨組みが弱い可能性があります。重さを重視する際には、実際の重さだけではなく骨組みの素材も確認しておきましょう。骨組みの素材がアルミ製やスチール製ではなくカーボンファイバー製やグラスファイバー製を使用している場合、軽量かつ丈夫なため、軽くても強度に心配はないでしょう。

ファッションの一部にもなるデザイン

雨傘よりも、レース・フリルや明るい色味など日傘はデザインのバリエーションが豊富です。だからこそ、お気に入りのデザインを選べたりファッションの一部にもなったりするため好きなデザインの折りたたみ日傘を探しましょう。暑い夏でも、お気に入りのデザインの日傘があればお出かけが楽しくなるかもしれません。

ただし、選ぶデザインや色合いによっては日傘の効力が弱くなります。例えば、レースデザインの日傘であれば、隙間や生地の薄い部分が出てしまい、その部分はUVカット率や遮光率が低くなるでしょう。

また、UVカット率や遮光率には影響は少なかったとしても、日傘の外側と内側の色によって熱の籠り具合や照り返しなどによって日傘内の温度が上昇します。その結果、日傘をさしているにもかかわらず熱中症の危険性が高くなる場合があります。

好きなデザインを選ぶ点も大切ですが、日傘の効力が弱くなる可能性がある点を知ったうえでデザイン性と利便性の優先度をつけて選ぶようにしましょう。

予算に合った価格帯

折りたたみ日傘の価格帯は広く、安いものから高いものまでさまざまです。安い折りたたみ日傘は購入へのハードルが低いので、ついつい手に取ってしまうかもしれません。しかし、UVカット率や遮光率、耐久性が低い場合があるので、安いだけで折りたたみ日傘を購入するのは危険です。

ただ、価格と性能は比例するわけではありません。高価な折りたたみ日傘を選べばその分性能や耐久性が高いとは言い切れません。性能やデザインなどのコストパフォーマンスを重視して日傘を選ぶのがおすすめです。

開閉やたたむ動作がしやすいもの

傘の折り畳みのしやすさ

折りたたみ日傘を購入する際には、開閉やたたむ動作がしやすいものがおすすめです。折りたたみ日傘のなかには、ワンタッチの自動開閉式もあり、片手でボタンを押すだけで開閉してくれるので、荷物で両手が塞がっていても使用しやすいでしょう。

また、日傘部分の生地が薄手のものや、折り目がしっかりとついているものはたたみやすいです。それだけではなく、生地が薄ければたたんだ際のボリュームも抑えられコンパクトになるため、かばんに入れやすいです。

店舗で購入する場合は一度開閉して上下のはじき(傘の開閉を止める金具)の硬さや生地の厚さをチェックしてください。

持ち運びに最適な折りたたみ日傘

折りたたみ傘をさす男性と女性

この記事では、折りたたみ日傘のメリット・デメリット、選ぶ際のポイントなどを紹介しました。折りたたみ日傘の最大のメリットは持ち運びやすい点で、必要な時にさっとかばんから出したり、使用しない時にかばんにしまえるので両手をあけたりできます。一方で、広げた際のサイズが小さく、日光や紫外線をカバーできる範囲が狭い点はデメリットです。

折りたたみ日傘がおすすめな人は、荷物をコンパクトにして両手をあけたい人や傘の置き忘れをよくしてしまう人などです。折りたたみ日傘を選ぶ際には、UVカット率や使用感、予算などを加味して、お気に入りの一本をみつけてください。

a.s.s.aでは、デザインや機能性を重視した折りたたみ日傘を全国の雑貨店や公式オンラインストアにて販売しています。もちろん、折りたたみ日傘だけではなく、長傘タイプの日傘や雨傘の取り扱いもあります。一部ブランドはWeb限定の商品もあるため、ぜひいろんなサイトをチェックしてお気に入りの傘を選んでみてください。

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